ビング田(藺草田)③

   藺草田圃(ビング田)

 オジィーさんと、オバァーさんに
妹を背負ったオカァーさんと、ぼく …!、
            藺草の刈入が終わったのだ。

 藺草を乾しに辺士名兼久の浜辺に向かう、
リヤカーのタイヤが、パンクしそうな程に 藺草を満載して、
オジィーさんは、舵取りで リヤカーを曳いて、
オバァーさんとオカァーさんは 後から押して
              辺士名兼久の浜辺に行く。 

 坂のある軍道1号線(58号線)を避けて、桃原道を行った、
桃原村落を抜けると、やがて辺士名兼久の海だ。
 
                  【イメージ写真】
ビング田(藺草田)③

 真っ白い砂浜に(現在の赤土に染まった色では無くて!)藺草を並べて、
オジィーさん オバァーさん オカァーさんと3人で干して行く。

 オカァーさんは、モンパの木陰で 生後6ヵ月の妹を寝かせて
置く、ぼくも 歩き疲れたので モンパの木陰で休んだ。

海に向かって右手の方に、川幅が2,5m・踝ほどの
浅い川が あって、川を跨いで 白い浜辺が続いている。

 川を渡ると 砂浜続きの平地になっていて、
広い浜辺との境に モクマオウの木が数本あった、
右手には 学校の校舎らしき建物が有った。
 (10m幅程の浜辺からモクマオウの木が、数本植えている平地は【国頭中学校の運動場】かな?)
 白い浜辺の先には、点在している数隻の サバニ有った、
浜辺に引上げられた、辺士名漁師の サバニが見える。 

 太陽が傾いて来たので、帰り支度をした。 

                  4歳半の頃
ビング田(藺草田)③


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