健忘症 《ケンボーショー》 健忘症
『 読 心 薬 』
薬局の前を通りかかった。
ふと、ショーウインドーに貼ってある B4 番の貼り紙に
目が停まった。‟ 読心薬 あります ” と、赤いマジックペンで
書いてある。
青年は …
《今、付き合っている彼女の気持ちが知れない?》
と 思ったので、興味があったので薬局に入った。
「ショーウインドー に貼ってある薬の効能は本当ですか?」
『高価ですが、本当の本物です!… 但し、
其の薬は 相手と会う 5分間まえに飲んで居なければ
なりません、勿論、… 返品は効きません。』
散々迷った末に クレジットカードで支払った。
『お客さんは運が良い、貴方が最後のお客ですよ、
貼り紙を剥がしておきましょう。』
待ちに待った ディート の日です、
… 映画館 … 喫茶店 … 公園 … とお決まりの コースです。
公園に設置している水道の水飲み場で …
「喉が渇いた、チョット失敬 … 」 と、読心薬 ” を飲んだ。
「 私も、化粧直しに トイレ まで … 」
二人は、差し障りの無い話題となった。
《好きか?… 嫌いか?… 結婚は?》
彼女の心中を探る時が来た、
・・・ が、彼女は一向に 胸襟を開く様子は無い、
時間だけが虚しく過ぎてゆく ・・・
後日、… 薬局の店長に 文句を言った、
「読心薬は 似非薬だ、インチキ薬だ … !」
『もしや、彼女の名前は《 洲羅 漢阿技 》と 言うのでは?… 』
「 そうだが!、彼女が何か …?」
『彼女も、貴方と同じ ‟ 読心薬 ” を買って行きました、
同じ薬を服用したら、気持ちの探り合いで
薬効はありません、まぁ!‟ 相思相愛 ” のなかですかな …? 』
‟ 読心薬 ” を買って損をした、今度は 気持ちを素直に … !
二人は、無事に ゴールイン しました、めでたし メデタシ …!
ケンボーショさん、おはようございます!
なかなか心の即効薬は少ないのですね。
また、似た者同士は少ない機会に出会えるのですね。
いつも、楽しませていただいています。
ありがとうございます。
白州の爺や
白洲の爺やさん、読心薬って無い物なのですね!。
後は、相思相愛だけ …?